「給料が割りに合わない」
「今の仕事に向いていない」
「更にスキルを向上をさせたい」
「職場環境が悪い」
「嫌な上司がいる」
「職場への距離が遠い」
「違う職種に挑戦してみたい」
貴方の転職理由はこの中にあるでしょうか?
もしあるなら一度立ち止まって考える必要があるかもしれません。なぜならこれらを理由に転職をした4割近くの方が、後に失敗したと仰っているからです。
実際転職をして後悔する方のほとんどが同じような理由です。今回は転職をして後悔した理由、そして後悔をしないためにどうすれば良いのかについてご紹介させて頂きます。
転職を後悔する理由
給料が割りに合わない
仕事量に対して給料の割りが合わないと感じ転職を考える方がおられます。
しかし転職をした所で給料が増えることは、ほぼありません。転職をした内、年収が上がった者は全体の3割というデータもはっきりと出ています。
これは年齢を重ねていっても同じで、30代になっても全体の3割ほど。
20代は30代に比べると給料が増える率は高いとデータは出ていますが、それは20代の設定賃金が元々低いからです。
つまり自分のスキルに市場価値があり、適切な方向に転職すれば、給料は上がる可能性もありますが、基本的には給料での転職は考えない方がよいでしょう。
会社によっては仕事のためにお金を払わなければいけない場面さえもあります。
資格を取得する必要があったり、営業車のガソリンを自分の財布から給油しなければならなかったり・・・。前の会社よりも減ってしまうケースはよくあるのです。
今の仕事に向いていない
今の仕事は向いてないと次に未経験職種を選んだ場合です。始めての仕事の場合、覚えることは山のようにあります。転職は新卒のように性格や適正だけで選ぶ訳ではありません。
成果を残してほしいのです。
第二新卒の場合、ポテンシャル採用も考えられますが、努力はしなければなりません。つまり今の仕事より忙しくなる覚悟は必要です。
また頑張った結果、不向きだと気付くこともありえます。使えないと判断され会社側から解雇される可能性もあるでしょう。
結果的に転職するんじゃなかったと後悔してしまいます。もし違う職種を経験したいのであれば、会社内で可能な場合部署を変えてもらうのもひとつの方法でしょう。
このような失敗をしてしまうのはイメージだけで仕事を選んでしまっているからです。仕事に疲れ、自分が本当にやるべきことは他にある筈だと勘違いし、視界が狭くなっている状態です。
次の職種を選ぶ場合イメージだけでなく、しっかりと研究したり、話を伺ってから決めるようにしましょう。
後悔をしないためには
何故転職すべきなのか
まずはなぜ転職する必要があるのかをしっかり考えましょう。
初めに書いた「今の仕事に向いていない」「職場環境が悪い」「嫌な上司がいる」「違う職種に挑戦してみたい」。
これらの理由を本当に心の底から感じているでしょうか?今が辛いから周囲のせいにして、転職を逃げ道に使っていませんか?
転職に失敗したと後悔する大半は、逃げ道に利用しているからなのです。
それを理由にしてしまうと、再就職先の企業でも「思っていたのと違う」と違和感を感じることになり、繰り返すことになります。
ではなく、はっきりとした目的意識をもって転職しましょう。
仕事をしながら就活
転職で一番やってはいけないのが、辞めてから転職先を探すことです。
転職先はいつ見つかるか分かりません。失業手当があるかもしれませんが、それだけではしっかりとした生活を送れるとは言いきれないのです。
ですから転職を決めたら、まずは人材紹介会社か転職サイトに登録しましょう。そして働きながら就職先を探してください。
転職するタイミング
やりたいこと、できることを考え、その上で企業を探し、転職までの計画をしっかり立ててから行うようにして下さい。
また、転職先が決まったからと言ってすぐに辞表を出して辞める手続きをとってしまうと、会社にとって大きな迷惑になります。
引き継ぎや退職願の提出日、又は退職金の関係もあるので、最低でも一ヶ月前には辞表を提出するようにしましょう。
下調べ
まずは受ける企業のことをしっかりと知りましょう。
職場の環境、従業員の数、離職率等は勿論のこと、企業が投資家に向けて行うIR(インベスターリレーション)を見れば、財務状況、長期計画や戦略なども知ることが出来るので、よりミスマッチをなくすことができます。
また下調べをして分からない場合は、実際に働いている方にコンタクトをとってみるとよいでしょう。新卒時に行ったOB訪問と同じ要領です。
雇用条件
注意しなければいけないのが雇用条件です。
週休二日制と記載されているのにも関わらず、実際働いてみると休日出勤が当たり前のように行われている企業もあるので、休日出勤があるかどうかもしっかりと確認するべきです。
しっかりと自分の求める条件を優先して企業を選んで下さい。
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